2016,09,01, Thursday
耐震的
どれが耐震的であるか?
壁A 粘り強い(筋交いは脆い)
木摺・貫
壁B とにかく強い
釘いっぱい ビス打ち
壁C エネルギー吸収に富む
制震材料
壁D 強くて、粘って、エネルギー吸収も
接合部A 粘り強い ボルトの延性
接合部B 剛強 変形も出ない、強い
材料A 天然乾燥
材料B 人工乾燥
五十田先生の講演
『木造建築の耐久性、耐震性 ~熊本地震等の調査から~』
の中のパワポ
自分だったら何を選択するか を考える
その答えは?
教授という方は、話が旨い
全く違うとは言えない
真となる話の進め方
以下がそのパワポ
施主の要望:熊本地震でも被害のないようにしたい。
壁A+接合部B+材料A?=壁一枚に過ぎない
→ 要素技術
建物全体の性能は?
壁Xを
どこに配置するか?
何枚か?
上下階の配置は?
接合に何を使うか?
これを『設計・構造計画』と呼ぶ
そして『正しい施工』が重要
○既存木造
継続して啓蒙活動が必要
新耐震以降であっても耐震補強が必要な住宅がある。劣化に注意
耐震補強だけではなく+アルファ 例えばリフォーム との合わせ技
○新築住宅の耐震化
最低基準から性能を選ぶ時代へ そのための一般人教育も必要
壊れてエネルギー吸収から無損傷の建物の実現へ
そのための技術者協力も必要
このような講演の後
無損傷建物の問い合わせが多数寄せられるとの事
返答は、『教えない(回答しない)』そうです。
(教えてほしいものです(笑))
実際の地震力は、建基法の倍の力が加わっているらしい
それで
なぜ倒壊しないか?
建物余力によるものだそうです。
準耐力壁まで耐震要素に加えた建物は
危険側の性能評価になるという事ですかね?
もう一つ
枠組み工法の住宅
お国柄 新しい技術には、高いハードルが課せられる
つまり耐震性に優れた建物となる。
→ 今回の地震で一棟も倒壊していないらしい
逆を解せば
在来軸組のハードルが低いので倒壊する建物が存在する?
(個人的に在来には、壁面間距離の仕様規定等がない
枠組みとの違い → 耐震性の違い?)
ではなく
間違った構造計画・設計・施工をする人が存在し
その建物が倒壊した。
(益々HMが幅を効かす)
と言葉にはされませんでしたが 比喩かな?
いつも五十田先生の講演は興味深く聞かせて頂いていますが
もう少し長く講演してほしいですね。
| 建事一考 | 10:40 PM | comments (0) | trackback (0) |
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