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仕口・継ぎ手の引張


 どうやら本日は、防災の日と言うことで
 防災の番組が放送されていた。

 その中で
 命を守る大事なことは、
  1.想定にとらわれるな
  2.最善(ベスト)をつくせ
  3.真っ先に逃げろ
                 だそうだ。

 最初のふたつは、
 何か住宅の構造に対する考え方に共通するものがある様な気がしてならない。
 
 
 

 
  今年の木造塾
  仕口・継ぎ手の引張り試験
  どの様に壊れるのか想定してみるが
            想定通りに壊れるとは中々いかない・・・
 
           
 
  長ほぞ込み栓
  ここまで変形すれば 込み栓が・・・
 
 
 
  と思ったら

     込み栓は、健全でした。
 
 
                
           
  土台引き金物
  ビスが猫の爪欠き状態
  やはり金物の威力
  10kN許容なのに倍以上の耐力
  現実は、そんな力が加わる前に他が壊れてしまうはず
  そうでなければ短ほぞが外れて・・・倒壊?
 
           
           
 
  実験後ビットビスをはずそうとしたら
  ビス頭は脆性破壊 頭だけポロリ
 
 
 
 
 
  雇いほぞ車知栓

  伝統工法でない限りまず使わないであろう
  当方なら金物を使用かな。
 
 
 
  破壊の仕方は、ダイナミック
 
 
 

  鎌継ぎ+短冊金物
  木材は、引張が弱点
  金物一枚でその耐力は雲泥の差
  ビスは初期耐力が大きく
  その後急激に耐力低下を招くと思っていたが
                       なかなかのもの・・・
 
 
 
 
 
 
  はじめにもどり
  『1.想定にとらわれるな』
   構造計算に用いられる力は、
   今までの経験値と理論により想定されたもの
   想定に対して安全≒(若しくは≠)本来の安全 に過ぎない。

  『2.最善(ベスト)をつくせ』
   1の言葉の続きで
   だから最善のものを考慮せよと

  『3.真っ先に逃げろ』
   これは、こじつけで
   自ら率先してそうせよ。

              と木材の壊れる姿を見て・・・自戒
 
 
 
 
 



 
 
 
 
  

| 建事一考 | 10:45 PM | comments (0) | trackback (0) |

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